よく聞かれる「砂糖を摂りすぎると良くないよ」
それは本当のことだけど半分は嘘。全く摂らないというのもダメなのです。
特にニキビ・ニキビ跡ができると治りにくいという肌荒れに悩む方、また肥満気味の方には特に注意をしてほしい「砂糖」
砂糖といっても、気を付けてほしいのは精製された「白砂糖」です。
砂糖をそのままは食べませんよね?
知らず知らずのうちに「砂糖」を多量に摂取しているのです。
菓子パンやチョコは食べますか?
スイーツに甘いコーヒーやジュースと一緒に飲んでいませんか?
“忙しくて朝やお昼をパンで済ませている。”
“ジュースで水分補給をしている。”
気付かぬうちに砂糖を多く摂取している習慣になってしまい、「ニキビができた」という事実から抜けられなくなっているのかも。
菓子パンやチョコ、ジュースにどれぐらいの砂糖が入っているかはご存じですか?
実は、思っている以上に砂糖は大容量に使われています。
今回は、砂糖とニキビの関係についてお話していきます。
砂糖は必要?不必要?
結論から言うと、砂糖は人間には「必要」です。
ですが、ミネラルが含まれていない砂糖を摂りすぎるのは害になるということです。
「不必要」に砂糖を摂りすぎるのは良くないということ。
一般的に「白砂糖」が「砂糖」と位置付けられていますよね。
その白砂糖が、普段の食事にどれほど使われているかご存じですか?
普段の食事に、角砂糖何個分の砂糖が使われているのか
では、パンやジュースには角砂糖何個分使われているのでしょうか?
角砂糖1個約4gとして、どの食品に何個分使われているのか見ていきましょう。
食パン1枚 5個分
板チョコ 5個分
うどん 13個分
パスタ 18個分
ペットボトル 500mlのジュース (コーラ) 17個分
メロンパン 22個分
ラーメン 24個分
カレーライス 36個分
かつ丼 42個分
思った以上に使用されていてビックリした方も多いのでないでしょうか?
かつ丼に角砂糖42個の量の砂糖が使われているなんて!!
一度にそのまま食べられないですよね。
ですが、かつ丼一杯で砂糖168gを摂取していることになります。(※計算上)
カラダは食べ物からできているからこそ、カラダに優しいものを選ぶことが大切。
では、カラダに優しい調味料『砂糖』を選ぶポイントとはなんでしょうか?
砂糖には、どんな種類の砂糖があるのでしょうか?
砂糖の種類
料理やスイーツなどに欠かせない砂糖。
そんな砂糖ですが、たくさんの種類の砂糖があります。
砂糖は製造方法により、「精製糖」と「含蜜糖」の2種類に分けられます。
精製糖 (白い砂糖)
・上白糖
・グラニュー糖
・ザラ目
含蜜糖 (茶色い砂糖)
・黒砂糖
・きび砂糖
・てんさい糖
・和三盆
精製糖の方が、あなたも良く使われる砂糖ではないでしょうか?
この精製糖は、糖液と分離させた結晶の中から甘味成分の「ショ糖」を精製したものになります。
実は、この白い砂糖は健康維持に必要なミネラルなどの栄養成分は取り除かれてしまっているんです。
一方、含蜜糖はミネラルを含んだ糖液と結晶を分離せず、原材料の搾り汁や糖液を煮詰めて作られる砂糖でミネラルやビタミンなどの栄養素が含まれています。
白い砂糖を選ぶのでなく、茶色の砂糖を選ぶ方がカラダに良いということがわかりましたね。
しかし、茶色の砂糖といえば「三温糖」を思い浮かべる方もいるのでは?
実は、三温糖は精製糖とほとんど成分は変わりません。
加熱を繰り返す事で、カラメル成分が生成されているだけなんです。
製品によっては、カラメル色素で着色している砂糖もあるので憶えておいてください。
白砂糖を摂取すると、なぜニキビや太る原因になってしまうのか
砂糖には種類があるとお伝えしました。
その中でも、みなさんがよく使う白砂糖は、様々な不調の原因になっているのです。
カラダの冷え
白砂糖にはカラダを冷やす性質を持っているため、血流が悪くなり肩こりに悩まされたり、体内から老廃物を排出しにくくなることでニキビの原因に。
他にも、免疫力が下がることで体調を崩しやすくなるだけではなく、代謝も下がるのでカラダに溜め込みやすく太る原因にもなります。
麻薬と似た症状!?砂糖の依存性
日常生活の中で、「少し疲れたな。」と思った時って、チョコなどの甘いものが食べたくなりませんか?
これは、脳やカラダが失ったエネルギーを早く取り戻そうとしているのです。
しかし、「少しだけ」と思いながら食べても、もう少しだけ・・・とついつい食べ過ぎてしまいませんか?
実は、白砂糖には依存性があるんです。
ついつい食べてしまうので、内臓を弱らせニキビの原因になるのです。
イライラしやすく、精神的不安定
血糖値が急激に上がる反動で起きる低血糖により、精神的不安定な状況が続きやすくなります。
自律神経が乱れてしまうとイライラしやすく不眠症になったり、ホルモンバランスも乱れることでニキビの原因に。
胃腸の疲労
白砂糖が胃の中に入ると、胃の蠕動運動が低下します。
すると通常より胃酸が多くでてしまい、胃の粘膜が荒れ、消化にも時間がかかってしまいます。
消化分解するのにたくさんのエネルギーが必要になった内臓は疲労し、余計にカラダが疲れやすくなったり、太りやすくなったり、さらにニキビや肌荒れの原因にもなるのです。
ニキビや太りすい方には、黒砂糖。洋菓子より和菓子を選ぼう
黒砂糖は、体を温める性質があります。
ニキビができやすい方は、肩こりなどの血流の滞りがある方が多く冷えやすいので、黒砂糖をお勧めします。
また種類にもよりますが、和菓子は洋菓子よりも低カロリーで胃腸の負担も軽減できるんです。
例えば、洋菓子にはバターや生クリーム、グルテンが含まれていますよね。
これらは、内臓に大きな負担がかかります。
和菓子には、大豆やきな粉、ごま、黒糖などが使われていてカラダに優しい食材が多いんです。
和菓子といえば『小豆』を思い浮かべませんか?
小豆は、食物繊維が豊富で腸内環境を整えてくれるので美肌効果があり、ビタミンB群の働きで疲労回復効果も期待できるんです。
更に、水分の代謝を整えてくれるので、むくみの気になる方にも良いです。
天然の甘みのある食材効果
内臓や腸内環境の調子が悪いとニキビなどの肌荒れを起こしたり、カラダに不要なものが溜まってしまうことで太りやすくなってしまいます。
そうならないようにする食材があるんです。
五臓で言う「脾」消化器系の働きをするところは、「甘味」が必要なんです。
甘味があるからこそ、「脾」も働きます。
お米・かぼちゃ・さつまいも・とうもろこしや豆類などの、ほくほくとした自然の甘みのある食材を食べて、「脾」のはたらきを後押ししていきましょう。
砂糖は、手軽に食べれる菓子パンやチョコレートなど、様々な食品に使用されていますね。
しかし、「手軽に食べれるから」「美味しいから」といって好んで食べていると、ニキビや肌荒れ・便秘や太りやすい原因になるので要注意!
甘いものが食べたくなったら、天然の甘みのある食材がオススメです。
そうすることで、満たされるので”スイーツ欲しい病“から少し解放されるかもしれません。
まとめ
砂糖には、栄養素が取り除かれた依存性のある砂糖があるということを覚えておいてください。
ニキビやザラツキが気になる、疲れやすいなと思うのであれば、砂糖を含蜜糖(黒砂糖・きび砂糖・てんさい糖・和三盆)に変える。
そして、菓子パンやチョコレートなどの砂糖がたくさん使われている食品をなるべく控える。
など意識してみてください。
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